インプラントの失敗

当院では、他院で失敗されてリカバーするケースが多々あります。
インプラントの失敗は、ほとんどが処置をしてから2か月以内にでます。
失敗の段階は大きくわけて2段階あります。骨結合(オッセオインテグレーション)の失敗と骨結合してからの失敗です。
骨結合(オッセオインテグレーション)の失敗の主な原因
骨が少ない場合
初期固定が低くなります。
骨の質が弱い場合
これも初期固定が低くなります。
骨の代謝が悪い場合 全身疾患
骨そしょう症の薬を飲んでいる場合や、腎臓が悪い場合などはインプラントができない場合があります。
喫煙
喫煙者は骨の戻りが悪く、失敗の原因となります。
咬み合わせがきつすぎる場合
インプラントは横揺れに弱いので、3本以上入れて強くするか、咬み合わせを調整する必要があります。はじめの段階では、初期固定が強いことが重要になります。
当院ではルートフォーム(歯の根の形)インプラント体や、アダプテーションテクニックにより35N以上の値を得るように行っております。
細菌の感染
インプラントオペは清潔に行う必要があります。当然感染すると骨はできません。
インプラント中のオーバーヒート
オペ中に生理食塩水による注水が不十分だと、骨がやけどの状態になり、骨結合を得られません。
初期固定がゆるい場合
初期の固定がゆるいと、揺れてしまいますので、常に大きな横揺れ状態となるので、骨結合できません。また細菌感染しやすくなります。
骨結合してからの失敗の主な原因
咬み合わせがきつすぎる場合
インプラントは横揺れに弱いので、3本以上入れて強くするか、咬み合わせを調整する必要があります。歯ぎしりは横ゆれなので、特に注意が必要です。
またインプラントは天然の残っている歯と違い、全く動きませんので、咬み合わせがすり減ってくると、インプラントの歯だけ強く当たる場合があります。このような場合ロスト(失う)原因となります。
細菌の感染
骨結合したインプラントは感染に強いですが、あまりにもプラークコントロールができないと炎症が起こり、ロストの原因となります。
失敗したらどうなるの?
早めのリカバーが大切です。
放っておくと、炎症と化膿が進んで、インプントのやり直しが難しくなるばかりか、骨が少なくなるので、入れ歯にした場合も安定しにくくなり大変です。
▼他院にてのインプラント治療の失敗例

ワンピースのインプラントを使っているため、上部構造がすぐに取れるので、天然歯とワイヤーで連結されている状態。
▼当院にてリカバー
しっかりしたカスタムアバットメントを装着し、予後良好である。
再度インプラント治療をする場合の注意点としては、インプラントは固定がゆるかったりした場合、入れなおしをする場合があります。
初期であれば何も問題なくできます。直径4mmのインプラントを取って、直径5mmのインプラントを入れるなどして対応します。
骨があまりにも無くなっている場合は、炎症部位を完全に取り除いてから、骨ができるまで3ヶ月くらい待つ必要があります。
また古いインプラントの除去の場合、神経までの距離が近い場合は細心の注意が必要です。



